セーフ!

ほぼ1ヶ月ぶりの更新です!(ちょぴっと過ぎましたがセーフと言い張ります!笑)


森は生きている

2019.1.19,20にびわ湖ホール、

2019.3.23,24に兵庫県立芸術文化センター合わせて全4公演無事に終演いたしました。


応援していただき、本当にありがとうございました!


森は生きているは出てない所を探してもらった方が早いくらい出演者全員の出番が多いオペラです。


私も今回おっかさん、9月、廷臣の三役を頂いたので、

舞台裏は本当に戦場でした。

早着替えの為にダッシュ、

メイク直しの為にダッシュ、

出番終わって大汗をかきながらメイク直し、早着替え…etcという出演者も舞台さんもメイクさんも衣装さんも舞台裏を走り回っているというなかなか経験することができない舞台でした。


びわ湖ホールでは2000年の初演以来とても大切にされてきた作品で、林光さんの音楽と中村敬一さんの演出でまるで絵本を見ているかのように美しい舞台です。女性はほとんどシングルキャストなので一度も客席で舞台を見ることができなかったのがとても残念でした。


やはりオペラの中でも娘に月の精が語りかける場面が刺さる歌詞で溢れています。



初めに道があるのではない

人が歩いたあとが道になるのだ


時間 それはこの世界のあらゆるものの中にあって 

一番長くて 一番短く 一番早くて 一番遅いもの

いくらでも細かくわけられ

どんなにでも大きく広がるもの

一番ぞんざいに扱えて

後からそれが悔やまれるもの


お前は今日私らと出会った

一番近道をしてここへやって来た

だが他のものは長い道を時間をかけて

歩いてくる(1月の兄さんの歌詞)





といったように人生に影響を与えてくれるような名言がたくさん出てきます。


見ていただいた方々の心に何か届けられていたら嬉しいです。





さて、この作品においてはシングルキャストについて触れなければなりません。笑


今回、

4月(カラス、警護隊長)

7月(むすめ、廷臣)

10月(女王)

11月(兵士)

12月(博士、古老)


の5役はダブルキャストだったのですが、他の7役はシングルキャストでそれはそれは大変でした。


何が大変かと言いますと

1日目KHP A組

2日目KHP B組

3日目GP   A組

4日目GP   B組

5日目本番 A組

6日目本番 B組

というスケジュールを全て一人でこなさなくてはならないからです。笑


本番前の稽古も A組午前中、B組午後というような内容だったのでつまりは一日中稽古でした。笑


こんなにもハードなスケジュールをいまだかつて経験したことがなく、正直稽古で酸欠でふっと意識が遠のいた時もありました。笑


最後まで体力が持って本当に良かったです。


この大変な舞台を経験させていただいたので、何でもできる気がします!


どれだけ疲れていても最後に全員で歌う、

森は生きている の合唱で体力がスーッと戻っていき、毎回作品の持つ大きな力を感じながら感謝で胸がいっぱいになりました。


本当に素晴らしい作品に出会えて幸せです。


今年は卒団メンバーが沢山で、今のメンバーと一緒にオペラができる最後の機会でした。


寂しくて号泣するかと思いましたが、感傷に浸る余裕は全く無く、最後まで集中して演奏できました。


2年間支えてくれた仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。


これからもこの経験を生かして頑張ります!

応援どうぞよろしくお願いいたします!



さて明日3/30はそんな卒団メンバーが沢山出演するロビーコンサートがあります。

1つ目は13:00-青柳いづみこさんのピアノコンサート

2つ目は14:00-びわ湖ホール声楽アンサンブルのコンサートです。


ぜひどちらも続けてご覧ください。

私は出演しませんが、会場で応援しています!

皆様のお越しお待ちしております。