久々ブログ(長文)

やる気があるうちにまとめて音楽会以降のことを。笑

報告が遅くなってしまったのですが、実は私は音楽会でびわ湖ホール声楽アンサンブルの現役メンバーを卒業しました。

今はびわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバーというフリーランスの歌手としてびわ湖ホールや関西を中心に演奏活動させていただいています。まだまだ滋賀県民です。滋賀ラブ。




そして私は今年の8月で32歳になりました。

海外で32歳というと、もう国際コンクールやオペラスタジオ、オーディションなど全ての年齢制限に引っかかってしまう年齢です。(だいたい最近は28歳〜30歳までと引き下げられています。泣)

私は今後また海外に出て行きたい気持ちが強く、なんとか国際的な歌手を目指して今年も頑張っていきたいなと思っています。


そしてそして今年は本当に色々挑戦しまくりました。

それは3月から10月まで休みなく続きました。なかなか形として結果がでない中よくめげずに挑戦続けましたととりあえず自分を一旦褒めます。笑

もちろん海外や遠方もあったので、お金も随分かかりましたが挑戦無くして成長は無いんだと自分に言い聞かせて何とか仕事と並行しながら頑張りました。ということでちょっと振り返り。


3月 ROFイタリアオーディション@ロッシーニ歌劇場 ペーザロ/イタリア

(ビデオ審査に通り、ロッシーニオペラフェスティバルの中のアカデミーの受験にイタリアまで行きました。結果はダメでしたが良い経験でした。そして来年から年齢が28歳までに引き下げられもう2度と挑戦することが出来なくなりました。こういうことがあるので挑戦は迷っていてはだめです。オーディションとはいえロッシーニ歌劇場で歌えて嬉しかった。挑戦できて本当に良かったです。)

5月 飯塚新人予選 @福岡県飯塚市
6月 飯塚新人本選 @福岡県飯塚市

(若手の登竜門と言われる飯塚新人音楽コンクール。予選はともかく本選がとにかくボロボロで入賞ならずでした。本当に体が全く言う事聞かず悔しい演奏で仕事で忙しい時期はとにかく本番前の体力温存が1番だと教えられました。汗)

7月 ベルヴェデーレ国際声楽コンクール世界大会@フィラッハ/オーストリア

(4年前にも日本予選を受けて日本代表としてアムステルダムにいかせていただいた思い出のコンクールで今年も日本代表としてフィラッハへいかせていただきました。結果はダメでしたが納得できる演奏ができて何より4年前の日本予選の審査員の方々が成長ぶりに感動してくださって講評いただいて泣きました。笑 見守ってくださる方々がいてくれるってありがたいですね。)

8月 松方音楽賞予選 @神戸
8月 松方音楽賞本選 @神戸

(32歳の誕生日が予選、次の日が本選というおめでたい感じの日程でした。予選はいつものタンクレディ、本選ではずっと挑戦したかったチャイコフスキーのオペラ「オルレアンの少女」のイオアンナ(ジャンヌ・ダルク)がお告げを受けたあとの超カッコイイ有名なアリア そう、時は来た を初披露。今年のニューイヤーに引き続き何かと縁のあるロシア語。見事に色々とやらかし入賞ならずでしたが挑戦して良かったです。自分には届かない曲だと思っていた曲が歌えるようになってる喜び。そして審査員の先生方からガッツリ講評いただけるありがたいコンクールでした。)

9月 日本音楽コンクール1次@東京
9月 日本音楽コンクール2次@東京
10月  日本音楽コンクール本選@東京

(そして今年の1番のサプライズとなった日本音コン。
1次はタンクレディ、2次選択曲はアルサーチェのアリアと自由曲は2度目のチャイコフスキー。松方と別人かと思うくらいチャイコフスキーは進化してました。もちろん完璧ではなかったけどひと月ちょっとなのに慣れってすごい。
アルサーチェは喜びを表現しすぎていつもより余計に素早く転がりピアニストを苦しめたのですが良く歌えたのでした。笑
2次歌えてよかった〜でも今年も本選ないな〜疲れたなぁ〜さぁ帰ろって思って新幹線で寝てたら同僚からLINEが。

益田さん!99番!

同僚がくれた写メには私の番号99番が本選出場者のところにしっかり記されてました。

隣の人が引くくらい大声で驚きすぎて変な汗かいてたら事務局から電話がかかってきて夢は現実になりました。

まさかの本選出場に半泣きでみんなに報告をしました。

本選は私が今まで大切にしてきた2曲を選びました。1曲はコンクールでよく歌われる大好きなウェルテルのシャルロッテの手紙のアリア、そしてもう1曲は絶対にコンクールでは歌われないジュリアスシーザーの長大なアリアです。
私はヘンデルが本当に好きで学生の頃は毎日アリア集を開いては歌っていました。ヘンデルの曲で衝撃を受けた曲はたくさんあるのですが、このシーザーのアリアは歌っていて息ができなくなるほど曲から受けるものがあり昔は歌うことかできないほどでした。曲の大きさに膝から崩れ落ちるようなそんな感覚だったのをよく覚えています。

コンクール向きじゃないけど万一本選まで行ったら本当に歌いたい曲を歌おうって決めてプログラム出していたので本選出場でこのアリアを大きなホールかつオーケストラで歌えることが嬉しくてしかたありませんでした。

本選はド緊張しましたが落ち着いて歌え結果は入選となりました。本当に良い経験でした。応援ありがとうございました。ラジオ放送の録音は宝物です。また機会と元気があれば挑戦したいです。)


さて、長くなりましたが色々な挑戦を通して成長した部分もあれば、何でまたこれができなくなるんだこらっと後退することもありますが言い訳したらきりがないのでまた少し休んで挑戦の旅を続けたいと思います。

今年の挑戦はひとまずあと12月の奨学金のオーディションを残すのみとなりました。12月は超忙しいので仕事との並行がんばります。くぅう。

本選の2日後に姫路でオルガンの魅力に迫る本番が無事に終わり、
そして泣いた赤鬼の島根・鳥取の小学校4公演が終わり、
残すはあと泣いた赤鬼滋賀9公演、
武満徹のコンサート、
びわ湖ホールジルヴェスターコンサートなど年越しまでずっと続きます。

なのでブログはしばらく更新できないかもしれませんが多分いつものようによく食べ、よく喋り、きっと元気にしてますので心配なさらず応援してくだされば嬉しいです。

久しぶりのブログで長文になってしまいましたね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

また近いうちに(更新できると良いなと思います 汗)