先日行われたルーマニア国際音楽コンクールで第二位入賞することができました!
応援してくださった皆さま、ピアニストの中山瞳さん、そして何より家族に心から感謝いたしております。
ありがとうございました。
コンクール全体の結果はこちらで確認できます。
http://rmsrose.blog25.fc2.com/
このコンクールは声楽だけで無く全部門から一人だけルーマニアで演奏できるという特典が魅力ですが、そこにはまだまだ及びませんでした。
結果だけで無く今回得られたものが沢山あり、歌詞や役柄や音楽に助けられたコンクールとなりました。
今回歌った曲
1次は音源審査
2次
Respighi: Nebbie
レスピーギ:霧
こんなにも寒さを感じる曲は他に無いんじゃないかなと思うくらい冷たく美しい曲です。
シンプルですが歌っている私でさえ怖さを感じます。
Rossini: Ah! quel giorno from Semiramide
ロッシーニ:ああ!あの日から 歌劇セミラーミデより
この曲は曲集から見つけて大学の時に歌ったことがある曲ですが、後半の技巧の部分が楽譜を読んだときに吹き出すくらい大変なフレーズです。笑
男性が女性と出会ったときのことを歌う曲ですが、全体を通して喜びであふれており、歌っていて興奮する曲です。
ロッシーニは派手な曲だけでなくこういった落ち着いた曲にこそ魅力があるような気がしています。
本選
Zandonai: Notti d'agosto
ザンドナイ:八月の夜
曲を探していたときに友人に教えてもらったザンドナイ。曲集を買ってみたらすてきな曲ばかりでした。
夏にぴったりな爽やかな風を感じるピアノの魅力満載の曲です。
Massnet: Werther,werther from Werther
マスネ:ウェルテル、ウェルテル(手紙の歌) 歌劇ウェルテルより
今回の曲の中で一番のチャレンジの大曲です。
歌うことは難しくありませんがこの曲は表現できなければ魅力を失ってしまいます。
ウェルテルからの手紙を読みながら音楽は進んでいき、手紙の内容がそのまま歌詞に旋律になっています。
シャルロッテの苦悩、喜び、悲しみ、など揺れ動く心をこの一曲で表したマスネを心の底から尊敬し、素直に感じるまま演奏しました。
長くなりましたが、コンクールが終わり次は中嶋彰子先生プロデュースの農楽塾です。
心動く公演になること間違いありません。ぜひお越しください!
また詳細は後ほどお知らせいたします^^
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