中嶋彰子先生プロデュースの群馬県板倉町での農楽塾(のうらじゅく)第5期生公演
My Life as a Singer!(歌手としての私の人生)
10/1に無事に館林市の三の丸芸術ホールにて終演いたしました。
タイトルからおわかりになるように、通常のオペラハイライトではなく、舞台を作っていく裏側やオーディション風景もあるというとても珍しいオペラハイライトでした。
9月27日から10月2日 まで群馬県邑楽郡(おうらぐん)板倉町で仲間たちと合宿をし、10/1の公演に臨むという学びながら、本番を迎えるという何とも素晴らしい学びの塾です。
初めて板倉町に伺わせていただきましたが、黄色と黄緑のグラデーションの田んぼが広がるとても美しいところで、名産のコシヒカリもきゅうりも川魚も頂きましたが全て抜群の美味しさでした。(そして私の地元久喜市からものすごく近いです。いつも幸手駅を利用しているのですが、板倉東洋大前駅まで25分でした。笑 最初に乗換案内で調べたときにあまりの近さに驚き、今まで何で訪れなかったのかとても疑問に思いました。
埼玉県から群馬県=遠いという固定概念があったのかもしれません。反省。
これからは東京方面だけでなく群馬や栃木方面も訪ねるようにします。)
地元の方々のあたたかい愛に支えられて、お食事も宿泊も移動も全面サポートしていただき、本当に何不自由なく一日中歌のことだけ考えていられるという素晴らしい環境に迎えていただき、本当に感謝しております。
こんな風に受講者側の負担が全くない企画というのは日本全国探しても他には絶対にありません。中嶋先生を始め若手音楽家のことを思ってくださる板倉町の皆様には本当に感謝してもしきれません。
公演終了後のパーティで、地元の方々が作ってくださった看板に
「板倉町から世界が観えた」
とのひとことがあり、とても感動し、
この塾がいつか世界に広まる日を思い浮かべました。
日本だけでなく世界中の方に広めていきたい本当に素晴らしい学びの機会です。
そして今回カルメンより ジプシーの歌という、オペラの中で最もエネルギーに満ちた曲を担当させていただきました。
私にとって舞台の上でカルメンになれる、こんな幸せなことはありません。
彼女もビゼーの音楽もいつも私に力をくれ、カルメンを歌う時体はパワーでみなぎります。
もちろん反省も沢山ありますが、それを超える学びを沢山与えていただきました。
舞台の上でカルメンになれて本当に幸せでした。
もっと色々なものを届けられる私のカルメンを探求していきたいです。
そして中嶋先生が書いてくださった脚本のオーディションの風景のキャラクター、 昔の私そのものでした。今でも役と重なる部分があり、演じていてとても不思議な感覚に陥ってました。
脚本を受け取ってすぐに、私たちソリストの性格や内面を理解された上で脚本を書いていただいたのだとわかり、先生が一体どれほどの時間私たちのことを思ってくださっていたのかととても胸が熱くなり、感謝でいっぱいでした。
実は一日中何日も続けて稽古するというのは私にとって初めての経験で、自分のダメなところばかりで毎日違った〇〇不足を思い知らされました。
今までなんと無く曖昧にしてきたことが、自分の首をここまで苦しめるのかと猛省です。
先生方から愛のある厳しい言葉をいただき、ただただ感謝です。
そして農楽塾第5期生のみんなも一人一人違って本当に声も歌も演技も素晴らしく、みんなの演奏や演技で毎回涙腺が緩み心動かされました。
同年代の演奏を聴いて、私もそうなりたい、そうでありたいと思える瞬間に出会えるということは本当に貴重な体験でした。
大学1年合唱合宿以来の集団生活でしたが、
毎日とても楽しく、色々なことを話して、色々なことを感じた五日間でした。
新米の出荷時期で1年で最も忙しい時期にこの公演を支えてくださった地元の方々に本当に感謝しております。
沢山の学びを与えていただいた、この農楽塾での経験を生かし、これからの公演、オーディション、コンクールなど自分に甘えること無く必死に頑張っていきたいと思います。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
また板倉町の皆様にお会いできることをこころより楽しみにしております。
農楽塾のfacebookページで沢山の写真を紹介してくださっています。
こちらもどうぞご覧ください♫
さて、今日も特訓頑張ります!
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藤野 啓一郎 (木曜日, 02 5月 2019 05:56)
北海道富良野市で農業を経営しています。
群馬県の小倉さんのお話しで、農楽塾をお聞きしました。