ブログ!(日記、または公演記録)

秋です

ここ最近ホーページでのご報告が滞っているので過去の公演の写真などを一気にアップしました。コメントなどはこれから追加予定です。

次はいつになるでしょうか、、、。


ご報告がFacebookやTwitter、InstagramなどSNSばかりに集中してしまって反省していますのでまたちょびちょびと始めていけたらと思っています。


急に寒くなりましたね。

今年もあと少し、元気で頑張りましょう〜!

私も風邪ひかないように生姜食べます!!!!


告知もがんばります〜!


魅惑のヴォーカル世界@長野県佐久市

モーツァルト レクイエム @神戸

イオンモール草津ロビーコンサート

松方ホール音楽賞

指揮者セミナー

パルナソスホール 朝のハーモニー

飯塚新人音楽コンクール

うたの邂逅

近江の春

The first recital at biwako hall

ロシア音楽で巡る滋賀の旅

滋賀県の

「未来へつなぐしが文化活動支援事業」

の助成金を使わせていただき、

昨年学んだロシア歌曲5曲のうち4曲を滋賀県の景色と合わせて動画にしました。


見た方からは

「これは本当に滋賀県なの?」

「外国かと思った」

「こんな綺麗なとこがあるなんて!」

と驚きのご意見いただいたりしていますが、

一枚残らず滋賀県です(笑)


自然のことを歌った歌曲、そして夕日を見せてくれる音楽、自然豊かなロシアならではかなと思います。


私も滋賀県に住みながらまだ近場しか行ったことが無くて、動画を作りながら今年は余呉湖に行くと決意しました。


琵琶湖はもちろん、豊かな自然がある滋賀県、本当に素晴らしいと思います。


動画を見てちょっとでも滋賀県行ってみたいって思ってもらえたら最高です(笑)


最初にロシア語を歌ったのは大学生の時。

動画の二曲目の「ただ憧れを知る者だけが」でした。

当時は宇宙人の暗号に見え、カタカナやひらがなを組み合わせてふりがな振ってました(笑)

言葉はわからなくても音楽がたくさんの景色を見せてくれて、胸が燃える熱い思いを教えてくれて。ロシアすごーってなったのをよく覚えています(笑)(日本語汗)


今では時間がかかるものの読んで発音するところまでできるようになりました。人間ってすごいですね(笑)


素晴らしい音楽がたくさんあるのでもっと色々な曲を演奏してみたいです。


さて今週末はびわ湖ホールでザ・ファーストリサイタルです。ロシア語は一切歌いません(笑)


ヘンデルとマーラー。偉大な作曲家二人を半分ずつ。楽しんでいただけるよう私も心から楽しみたいと思います。


楽しむぞー!おー!





2021

明けましておめでとうございます(編集してたらこんなにも遅くなってしまいました←しかも長い)


昨年は色んなことがたくさんあった年でした。とても一言では表せず長文ですが書いていきたいと思います。


びわ湖ホールのワーグナーの無観客公演を終えて、春あたりから怪しくなってきた公演たち。


結局去年出演を予定していた公演は全て中止、または延期になりました。


悔しさもありました。でもそれ以上に世の中がどうなっていくのか不安があって私の音楽したい気持ちなんてどうでも良くなりました。


今年は音楽はお休みしてもいいかな。無理しても仕方ないな。


と思ってとりあえず生きるためご飯を食べるために新しく事務の仕事を始めました。


執着を捨てたからなのか、仕事を始めてしばらくすると新しく決まった公演への出演のご依頼を頂きました。


一つは校歌収録。

子どもたちのために彼らの学校の校歌をプレゼントするという何とも粋な企画でした。


音楽会と巡回公演の中止が残念すぎてちょうどアンサンブル担当さんに私全く関係無いのに何か出来ないかと案をまとめメールを送ろうとしていたところに電話が来て、

「なんだその素敵な企画やりたいに決まってるジャーン」

とすがる思いで新しい職場の上司に相談すると二つ返事で

「そんな意味のあることなら休んでいいよ!頑張ってきてよ!」

と言ってくれたのでした。


背中を押され足を突っ込んだ校歌プロジェクトは6月から11月まで半年かけて全163校を録り終えるという大きなプロジェクトになりました。


こうやって子どもたちのために未来のために何かをできるびわ湖ホールの皆さんを心から尊敬するとともにまた大好きになりました。


子どもたち、喜んでくれてるといいな。



そして2つ目は沼尻さんが日本の合唱曲を集めた緊急演奏会。


依頼を頂いたのが稽古まで1週間切ってるのに「曲めっちゃむずいよ調どこだよこの音程なんなのよでも全部何て良い曲なのよー(泣)」というプログラムでソルフェージュ出来ない私には驚愕のことでしたし休みももらえないかもと思ってまた上司に確認すると

「そっちが本業なんだから休んでいいよ!頑張ってきて!」

とまた奇跡的に背中を押してくださり毎日ギャーギャー音ぜんっぜんわかんねー!と叫びながらピアノを叩きながら頭を抱えながら全力疾走で公演に出演させていただいたのでした。


みんなと久しぶりに声を合わせるのが本当に楽しくて大ホールいっぱいに広がる景色が見れるのが本当に楽しくて。


目の前にサファリが広がったり、

魅惑のチキルームが見えたり、

パステルカラーの雲が見えたり、

家族の愛が見えたりと本当に本当に楽しかったのでした。


舞台に上がって出てきただけなのに拍手が鳴り止まなくてお客さんがお帰りぃって言ってくれてるのかなとじーんとして一人ひとりの顔を見ながら心を込めて歌ったのでした。


公演が終わり気付くと、春頃執着を手放したはずの音楽がとてもしたくなってしまいました。


そして音楽がしたくなった欲は止まらなくなり、

もともと2020は大好きな歌手の方にすすめてもらったマーラーを勉強するんだって決めてたこともあり、

全く受ける予定の無かったコンクールに挑戦することにしたのでした。


一次で歌ったフォーレの「墓にて」。


この曲は大学生の時に突然旅立ってしまった先輩の訃報を知ったときに偶然発見したもので歌詞があまりにシンクロして心臓に突き刺さってずっと歌えませんでした。


何年も苦しくて苦しくて声にならなかった。


いろいろな経験を経て去年初めて自分の思い描くように歌うことができました。


一次の帰りの新幹線で結果も出てないのに旅立った先輩のことを思い出して号泣したのでした。


やっと歌えました。


やっとさようならが言えた。

10年以上かかりました。

偶然発見してからこの曲を歌わなくてはならない。

とずっと思ってきてその思いがやっと叶ったのでした。


コンクールは一次でフォーレで出し切り力尽きてしまったようで二次はダメダメでダメでしたが、

本当にこの期間に向き合った曲たちの素晴らしいこと。


なぜかロシア語が多めでしたがどの曲も本当に大好きでこれからもじゃんじゃん歌っていこうと心に決めたのでした。


コンクールのために万一のビデオ審査用のも用意しなくてはならなかったため、コンクールの曲全曲とどうしてもやりたかったマーラーのリュッケルト歌曲集を8月末に録画しました。


ピアニストの中山さんと時間あったら比叡山行きたいねなんて言ってたのですがハード過ぎて一瞬たりともそんな時間は無かったのでした。


うだうだ言いながらも録画でき、

リュッケルト歌曲集はyoutubeに公開しました。

ホームページでは動画コーナーにおいてあります。


良いところもありますが正直とても下手です。

発展途上でしたが全て私の実力と思って公開しました。


いつかお客さんの前で演奏できるときが来るといいなと思っていると、

偶然びわ湖ホールの

「ザ・ファーストリサイタル」

という企画を発見し10月にオーディションを受けて合格し、

3月にびわ湖ホールで本当にマーラーのお客さまの前でリュッケルト歌曲集全曲を歌えることになったのでした。


リュッケルト歌曲集のお供に選んだのは、大好きなヘンデル。


私は会ったことも話したことも無いヘンデルが好きで好きでたまらないのです。もし会えたらとっておきのハイヒールをプレゼントしたいのです。


今までに歌ってきたアリアたちを集めました。

色んなヘンデルが楽しめる前半。


全部ズボン役でますますカウンターテナーに寄ってしまうかと思いきや一曲女性のアリア。


このアリア、本当におもしろいです。

ヘラクレスを死に追いやった妻が自分のせいだと知り曲中でどんどん正気を失い狂っていく曲なのですがさすがヘンデル。

プログラムの中で浮き立っている一曲です(汗)


全ての景色がプロジェクションマッピングのようにパッパッパッと浮かんできます。ギリシャの復讐三姉妹もハッキリ見えます。


正気を失う曲ですが技術的に超絶難しいので本当に正気を失うと歌えません。


ヘンデルの喜怒哀楽がすべて詰まったプログラムに狂気も足しました。


この曲もいつか演奏したいとおもっていた曲なのでとても楽しみです。


長い。もうここまでにします(笑)


コロ助のおかげで沢山苦しい思いもしましたが、沢山学んだこともあります。


まだまだ落ち着かない世の中ですが色々な公演を試行錯誤して上演してくださる劇場関係者の方に心から感謝します。


ここまで読んでくださった方、菩薩のような方ですね、ありがとうございます。


皆さまどうぞ健康で元気に今年もどうぞ宜しくお願いいたします。


益田早織


ビデオ公開のお知らせ

ご無沙汰しております。

皆さまお変わりなくお元気にされてますか?

私はたまに疲れてヘロヘロになってますが基本的には元気にしてます🍀


半年以上ぶりなので、世の中も様変わりしましたね。

この期間色々なことがあり、世界が変わってしまいましたね。


良いことも悪いこともたくさんありますが、愚痴りだしたら止まらないので、さて本題です。笑


ずっと歌いたいって思っていたマーラーのリュッケルト歌曲集全5曲に挑戦しました。


大好きな歌手の方がマーラーすすめてくださり、重い腰を上げ始めたものの、いつできるかわからないのでスイッチが入らずピアニストと相談してじゃあ8月末に録画!という目標を決めたのでした。


結果はなかなか思うようにいかず、正直納得いかないところもたくさんありますが、全てひっくるめて今の実力と思ってひっそりTwitterにて公開しました。


そんな中で嬉しい感想をいただいたりして本当に嬉しくて、嬉しくて、嬉しいです。


完成度はどうあれ、こうして勇気を持って一歩踏み出すことの大切さを実感しました。


今の目標はこの5曲をちゃんと全曲納得できる演奏でお客さまの前で演奏すること。

そんな機会が来るといいな〜


今回コンクール用の動画も沢山とったのでまたおいおいちょっとずつ出していきたいと思います。


この音楽家暗黒時代の幕開けでさすがのスーパーウルトラポジティブの私も、何度も立ち上がれなくなりそうになりました。

そんなときマーラーの明日の光が見える曲たちが私を起き上がらせてくれました。

ここにマーラーがいたら本当にありがとうと言ってお寿司をたらふく奢りたいです。


まずははじめの一歩です。

中山さんとの久しぶりの演奏とっても楽しかった。オンライン合わせばかりでずっと不安だったけどそれのおかげで合わせがかなりスムーズにいきました。


音源、動画コーナーにおいてありますのでよかったらご覧くださいませ🍀🦥


元気に美味しいもの食べてこれからも歌いたいと思います❤️

2020

明けましておめでとうございます🍀✨

今年も元気いっぱいの楽しい年になりますように✨


我はうみの子年越しも3回目。


昨年は卒団して、ソロ登録メンバーになって色々挑戦しながら沢山の本番に載せていただいた年でした。


現役1年目からずっと憧れていた大ホールでのジルヴェスターコンサートのソリストも先輩方に混じって、ドン・ジョヴァンニや赤鬼でずっとお世話になっている迎さんとミカドよりココとカティーシャの二重唱をさせていただき本当に嬉しい年明けとなりました。


大きな機会をいただき心から感謝です。


ミカドは1年目に合唱で乗っていた時に歌って踊れずに毎日毎日ヘトヘトになりながら演出と振付の先生に謝りながら練習に明け暮れた思い出の作品です。


相当体に残ってるらしく年末試しにフィナーレ踊ってみたら3年前の振付を覚えてました(笑)


何もできなかったのでとにかく何時間かかっても必死にできるまでやるというなんとも効率の良くないやり方しかできず、体力もなかったのであの頃は本番終わるごとにげっそりでした(笑)


カティーシャという役は一見キャラクターの強いだけの役に見えるのですが、彼女が歌う最後のアリアは一人で生きていく苦しみが伝わってきてとても気高くて美しい曲です。

他のオーディションで1度歌ったことがありこの役について改めて深く考えさせられました。今回はアリアの後のココをゲットした楽しい二重唱でしたがカティーシャ歌えて幸せでした。


音楽家はみんな孤独なのでもしかしたら音楽家みんな共感できるアリアかもしれないなって思います。



今回のジルヴェスターはスッペの軽騎兵に始まり、ベートーヴェンのミサ曲やフィデリオ、そして牛田さんのショパンと幸せな曲ばかりで出演者も心から楽しみながら演奏しました。


ミカドの出番前本当に緊張していたのですが、前の曲の武満徹の波の盆という曲が本当にあったかくってじーんとして癒やされて緊張がほぐれました✨



じゃあメロディ歌ってみてって言われると歌えないのですが(笑)、心がじーんとあったかくなる曲なのでぜひ聞いてみてくださいね🍀





そしてこちらでもご報告した通り昨年は色々と挑戦しながら数々の本番で成長しながら1年の挑戦の最後に日本音コン入選というサプライズがありました。


日本音コンといえば、

参加者のドキュメンタリーが有名で今回は何と声楽特集でした。


12/22 ドキュメンタリー

12/25     本選映像放送

1/2  ドキュメンタリー(再)


という放送スケジュールだったのですが昨日の再放送でやっとドキュメンタリー全部を見ることが出来て、他の参加者の方のお話や普段の様子など見れてとても嬉しかったです。みんなそれぞれ不安も苦しみもありながら音楽に力をもらってるんですよね。



そしてインタビューの中で自分で言った超厳しい言葉が自分に返ってきます。


「挑戦をやめるということは演奏家の義務を放棄することと同じくらい重いことだと思う」


一体何の話からこんな言葉が出たんだろうっ?!って経緯は全く思い出せないのですが画面で自分が言っていたので本当にその時に心から出た言葉なんだろうと思います。



多分これはコンクールやオーディションだけに限定して言ったわけでなく、現状に満足していたら音楽家として終わってしまう。常に自問自答しながら今の自分に挑戦しながら一生歩いていかないといけないって意味だと思います。


日本語力が無くて伝わらない悲しさですが(笑) 

おそらく自分へのメッセージが半分、若い方へのメッセージが半分くらいの気がします。



自分で言ったことを忘れずに今日の自分、明日の自分に挑戦し続けたいと思います。



番組では私が演奏したヘンデルをかなりがっつり流していただき、SNSなどで演奏から色々と感じてくださって応援のメッセージくださる方がいたりと、テレビで放送していただくってすごいことなんだなってちょっとずつ実感してきています。


映像見て反省ばかりなのですが皆さまが想いを受け取ってくださってとても嬉しいです。ヘンデルはやっぱり天才です。すごいです。いつか夢で会ってハグしてお礼を言いたいです。これからも大切に歌っていきたいです。


年明けからさっそく長くなりました(笑)文章が口語なんですよね。母国語力がなさすぎるので今年は苦手な小説を1冊でも読もうと思います。(笑)



恵まれた機会に感謝しながら今年も元気に楽しく歌っていきたいと思います。


今年は3年ぶりにお正月のんびりしています。しっかり休んでこうもり公演に備えます!



※そして本日7時より、びわ湖ホール声楽アンサンブルのソロ登録メンバーが出演しますのでNHKニューイヤーオペラコンサート、どうぞご覧ください🍀


私もテレビに食いついて見ます!(笑)



それではまた1年今年もどうぞ宜しくお願いいたします🍀



久々ブログ(長文)

やる気があるうちにまとめて音楽会以降のことを。笑

報告が遅くなってしまったのですが、実は私は音楽会でびわ湖ホール声楽アンサンブルの現役メンバーを卒業しました。

今はびわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバーというフリーランスの歌手としてびわ湖ホールや関西を中心に演奏活動させていただいています。まだまだ滋賀県民です。滋賀ラブ。




そして私は今年の8月で32歳になりました。

海外で32歳というと、もう国際コンクールやオペラスタジオ、オーディションなど全ての年齢制限に引っかかってしまう年齢です。(だいたい最近は28歳〜30歳までと引き下げられています。泣)

私は今後また海外に出て行きたい気持ちが強く、なんとか国際的な歌手を目指して今年も頑張っていきたいなと思っています。


そしてそして今年は本当に色々挑戦しまくりました。

それは3月から10月まで休みなく続きました。なかなか形として結果がでない中よくめげずに挑戦続けましたととりあえず自分を一旦褒めます。笑

もちろん海外や遠方もあったので、お金も随分かかりましたが挑戦無くして成長は無いんだと自分に言い聞かせて何とか仕事と並行しながら頑張りました。ということでちょっと振り返り。


3月 ROFイタリアオーディション@ロッシーニ歌劇場 ペーザロ/イタリア

(ビデオ審査に通り、ロッシーニオペラフェスティバルの中のアカデミーの受験にイタリアまで行きました。結果はダメでしたが良い経験でした。そして来年から年齢が28歳までに引き下げられもう2度と挑戦することが出来なくなりました。こういうことがあるので挑戦は迷っていてはだめです。オーディションとはいえロッシーニ歌劇場で歌えて嬉しかった。挑戦できて本当に良かったです。)

5月 飯塚新人予選 @福岡県飯塚市
6月 飯塚新人本選 @福岡県飯塚市

(若手の登竜門と言われる飯塚新人音楽コンクール。予選はともかく本選がとにかくボロボロで入賞ならずでした。本当に体が全く言う事聞かず悔しい演奏で仕事で忙しい時期はとにかく本番前の体力温存が1番だと教えられました。汗)

7月 ベルヴェデーレ国際声楽コンクール世界大会@フィラッハ/オーストリア

(4年前にも日本予選を受けて日本代表としてアムステルダムにいかせていただいた思い出のコンクールで今年も日本代表としてフィラッハへいかせていただきました。結果はダメでしたが納得できる演奏ができて何より4年前の日本予選の審査員の方々が成長ぶりに感動してくださって講評いただいて泣きました。笑 見守ってくださる方々がいてくれるってありがたいですね。)

8月 松方音楽賞予選 @神戸
8月 松方音楽賞本選 @神戸

(32歳の誕生日が予選、次の日が本選というおめでたい感じの日程でした。予選はいつものタンクレディ、本選ではずっと挑戦したかったチャイコフスキーのオペラ「オルレアンの少女」のイオアンナ(ジャンヌ・ダルク)がお告げを受けたあとの超カッコイイ有名なアリア そう、時は来た を初披露。今年のニューイヤーに引き続き何かと縁のあるロシア語。見事に色々とやらかし入賞ならずでしたが挑戦して良かったです。自分には届かない曲だと思っていた曲が歌えるようになってる喜び。そして審査員の先生方からガッツリ講評いただけるありがたいコンクールでした。)

9月 日本音楽コンクール1次@東京
9月 日本音楽コンクール2次@東京
10月  日本音楽コンクール本選@東京

(そして今年の1番のサプライズとなった日本音コン。
1次はタンクレディ、2次選択曲はアルサーチェのアリアと自由曲は2度目のチャイコフスキー。松方と別人かと思うくらいチャイコフスキーは進化してました。もちろん完璧ではなかったけどひと月ちょっとなのに慣れってすごい。
アルサーチェは喜びを表現しすぎていつもより余計に素早く転がりピアニストを苦しめたのですが良く歌えたのでした。笑
2次歌えてよかった〜でも今年も本選ないな〜疲れたなぁ〜さぁ帰ろって思って新幹線で寝てたら同僚からLINEが。

益田さん!99番!

同僚がくれた写メには私の番号99番が本選出場者のところにしっかり記されてました。

隣の人が引くくらい大声で驚きすぎて変な汗かいてたら事務局から電話がかかってきて夢は現実になりました。

まさかの本選出場に半泣きでみんなに報告をしました。

本選は私が今まで大切にしてきた2曲を選びました。1曲はコンクールでよく歌われる大好きなウェルテルのシャルロッテの手紙のアリア、そしてもう1曲は絶対にコンクールでは歌われないジュリアスシーザーの長大なアリアです。
私はヘンデルが本当に好きで学生の頃は毎日アリア集を開いては歌っていました。ヘンデルの曲で衝撃を受けた曲はたくさんあるのですが、このシーザーのアリアは歌っていて息ができなくなるほど曲から受けるものがあり昔は歌うことかできないほどでした。曲の大きさに膝から崩れ落ちるようなそんな感覚だったのをよく覚えています。

コンクール向きじゃないけど万一本選まで行ったら本当に歌いたい曲を歌おうって決めてプログラム出していたので本選出場でこのアリアを大きなホールかつオーケストラで歌えることが嬉しくてしかたありませんでした。

本選はド緊張しましたが落ち着いて歌え結果は入選となりました。本当に良い経験でした。応援ありがとうございました。ラジオ放送の録音は宝物です。また機会と元気があれば挑戦したいです。)


さて、長くなりましたが色々な挑戦を通して成長した部分もあれば、何でまたこれができなくなるんだこらっと後退することもありますが言い訳したらきりがないのでまた少し休んで挑戦の旅を続けたいと思います。

今年の挑戦はひとまずあと12月の奨学金のオーディションを残すのみとなりました。12月は超忙しいので仕事との並行がんばります。くぅう。

本選の2日後に姫路でオルガンの魅力に迫る本番が無事に終わり、
そして泣いた赤鬼の島根・鳥取の小学校4公演が終わり、
残すはあと泣いた赤鬼滋賀9公演、
武満徹のコンサート、
びわ湖ホールジルヴェスターコンサートなど年越しまでずっと続きます。

なのでブログはしばらく更新できないかもしれませんが多分いつものようによく食べ、よく喋り、きっと元気にしてますので心配なさらず応援してくだされば嬉しいです。

久しぶりのブログで長文になってしまいましたね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

また近いうちに(更新できると良いなと思います 汗)

大変ご無沙汰しております!

ご無沙汰しております。

3月の森は生きているからもう半年近く経ってしまいました 大汗

ざーっとおさらい。笑


4/27 

近江の春 かがり火ステージ モーツァルトレクイエム(ピアザ淡海)

4/28 

近江の春 かがり火ステージ モーツァルトレクイエム(野外ステージ)


新メンバー7人と共に初めてのソリストを務めさせていただきました。ユングさん始め素晴らしい皆さまとご一緒出来て嬉しかったです。1日目は強風の為屋内ステージになりましたが両日ともチケットは完売、寒い中多くのお客様にお越しいただき本当に感謝です。


5/9,10,15,16

学校巡回公演

今年も滋賀県の元気な子供たちに出会えました。毎日ハバネラを歌っては先生にからんでました。笑 滋賀の子供たちは本当に元気。いつも素直な反応をしてくれて嬉しいです。


5/12 

ルシオールアートキッズフェスティバル 

今年は地中海がテーマで、

ロビーコンサートとオーケストラとのコンサート2つに出演させていただきました。

イタリアンな選曲でテノールズの血が騒いでいました。笑


5/28,29,30,31    6/3,4

ホールの子事業 音楽会へ行こう!

今年はプルニエさんというチャーミングな指揮者の方と一緒にトロヴァトーレの鍛冶屋のコーラスを演奏しました。翼を下さいは毎年お馴染みなのですが、子供たちの素直な声が会場中に響いてとっても素敵でした。


5月と6月の間に休みが2日あったのですが、この2日の間に福岡でコンクールの本選があり、疲れ切ってボロボロだったのは苦い思い出です。笑 


次回はスケジュールに余裕を持って準備しようと思いました。


とりあえず6月まででした!

セーフ!

ほぼ1ヶ月ぶりの更新です!(ちょぴっと過ぎましたがセーフと言い張ります!笑)


森は生きている

2019.1.19,20にびわ湖ホール、

2019.3.23,24に兵庫県立芸術文化センター合わせて全4公演無事に終演いたしました。


応援していただき、本当にありがとうございました!


森は生きているは出てない所を探してもらった方が早いくらい出演者全員の出番が多いオペラです。


私も今回おっかさん、9月、廷臣の三役を頂いたので、

舞台裏は本当に戦場でした。

早着替えの為にダッシュ、

メイク直しの為にダッシュ、

出番終わって大汗をかきながらメイク直し、早着替え…etcという出演者も舞台さんもメイクさんも衣装さんも舞台裏を走り回っているというなかなか経験することができない舞台でした。


びわ湖ホールでは2000年の初演以来とても大切にされてきた作品で、林光さんの音楽と中村敬一さんの演出でまるで絵本を見ているかのように美しい舞台です。女性はほとんどシングルキャストなので一度も客席で舞台を見ることができなかったのがとても残念でした。


やはりオペラの中でも娘に月の精が語りかける場面が刺さる歌詞で溢れています。



初めに道があるのではない

人が歩いたあとが道になるのだ


時間 それはこの世界のあらゆるものの中にあって 

一番長くて 一番短く 一番早くて 一番遅いもの

いくらでも細かくわけられ

どんなにでも大きく広がるもの

一番ぞんざいに扱えて

後からそれが悔やまれるもの


お前は今日私らと出会った

一番近道をしてここへやって来た

だが他のものは長い道を時間をかけて

歩いてくる(1月の兄さんの歌詞)





といったように人生に影響を与えてくれるような名言がたくさん出てきます。


見ていただいた方々の心に何か届けられていたら嬉しいです。





さて、この作品においてはシングルキャストについて触れなければなりません。笑


今回、

4月(カラス、警護隊長)

7月(むすめ、廷臣)

10月(女王)

11月(兵士)

12月(博士、古老)


の5役はダブルキャストだったのですが、他の7役はシングルキャストでそれはそれは大変でした。


何が大変かと言いますと

1日目KHP A組

2日目KHP B組

3日目GP   A組

4日目GP   B組

5日目本番 A組

6日目本番 B組

というスケジュールを全て一人でこなさなくてはならないからです。笑


本番前の稽古も A組午前中、B組午後というような内容だったのでつまりは一日中稽古でした。笑


こんなにもハードなスケジュールをいまだかつて経験したことがなく、正直稽古で酸欠でふっと意識が遠のいた時もありました。笑


最後まで体力が持って本当に良かったです。


この大変な舞台を経験させていただいたので、何でもできる気がします!


どれだけ疲れていても最後に全員で歌う、

森は生きている の合唱で体力がスーッと戻っていき、毎回作品の持つ大きな力を感じながら感謝で胸がいっぱいになりました。


本当に素晴らしい作品に出会えて幸せです。


今年は卒団メンバーが沢山で、今のメンバーと一緒にオペラができる最後の機会でした。


寂しくて号泣するかと思いましたが、感傷に浸る余裕は全く無く、最後まで集中して演奏できました。


2年間支えてくれた仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。


これからもこの経験を生かして頑張ります!

応援どうぞよろしくお願いいたします!



さて明日3/30はそんな卒団メンバーが沢山出演するロビーコンサートがあります。

1つ目は13:00-青柳いづみこさんのピアノコンサート

2つ目は14:00-びわ湖ホール声楽アンサンブルのコンサートです。


ぜひどちらも続けてご覧ください。

私は出演しませんが、会場で応援しています!

皆様のお越しお待ちしております。


気付いたら5カ月!!!!!

大変ご無沙汰しております。

前回のブログ マーラー編よりもう5ヶ月が経ち、

いつのまにか年が明けてしまいました(大汗)


大変遅ればせながら明けましておめでとうございます!(遅!)


今年も皆様にとって健康的で愛に満ちた年となりますように!^ ^


さてこの5ヶ月間御察しの通りものすごく忙しく働かせていただいたのですが、ざーっとスケジュール表を見ながら振り返ってみたいと思います!


10/1 

岐阜県の企業様のパーティでこうもりのハイライトと合唱曲の演奏をさせていただきました。オルロフスキーのアリアも歌わせていただき原語で歌った後に日本語で歌う難しさを再認識しました。


10/27 

びわ湖ホール声楽アンサンブル第67回定期演奏会

ソーラン節を始めとする日本各地の民謡や童謡をもとにした唱歌の四季、落葉松など、心に染み入る歌ばかりでお客様が目を閉じて聞いてくださってるのがとても印象的でした。


11/24 

東京駅すぐのKITTEに出張演奏に行きました。有名なソリストの皆さんとトゥーランドットやナブッコの合唱曲を歌いました。


11/29 

森は生きている巡回公演 in守山 (短縮版)

12/6

森は生きている巡回公演 in野洲 (短縮版)

12/8

森は生きている巡回公演 in米原 (短縮版)

12/12

森は生きている巡回公演 in中主 (短縮版)


上記の4公演は子供達にわかりやすいように1時間程度にオペラをカットしています。もちろんフルバージョンの方が豪華で素晴らしいのですが、要点だけをギュッと詰め込んだ森は生きているもとても楽しかったです。日本語のセリフが下手すぎて特訓してもらったりと舞台で使うセリフって難しいなぁと日本語って難しいなぁと毎日思っていました。


12/29

オリンピックパラリンピック記念ロビコン

ゆずの栄光の架け橋を合唱で歌うのは初めてでしたがとっても綺麗で、本当に応援歌だなと思いながら歌っていました。


12/31-1/1

びわ湖ホールジルヴェスターコンサート

プーランクのグローリアを始め新曲ばかりで大変でしたが、またこうしてホールでメンバーと年越しできて嬉しかったです。


1/3 

NHKニューイヤーオペラコンサート

今年も沼尻さんについてびわ湖ホール声楽アンサンブルは2年目の出演となりました。

ありがたいことにオネーギンの農民たちの合唱でオルガとタチアーナのお母さん、ラーリナ役のソロをいただき、出演は10秒ほどでしたが画面いっぱい映していただきみんなが反応してくれたり連絡くれたりとテレビの影響力を思い知りました。周りの皆さんがずっと応援してくださりとてもありがたかったです。とても貴重な機会を頂き本当に光栄でした。


1/19

森は生きている びわ湖ホール(フル)

1/20

森は生きている びわ湖ホール(フル)


東京から帰ってすぐに林光さんのオペラ、森は生きているフルバージョンにシフトチェンジでした。おっかさん、廷臣、9月の三役を歌い、よく考えたらオペラが始まる前のところでもちょっと歌っていたりと歌いっぱなしのオペラ公演です。笑 

女性陣は娘と女王以外全員シングルキャストで相手が変わると雰囲気や台詞回しが変わったりととても新鮮でした。

大切なものを思い出させてくれる本当に素敵なオペラです。見逃した方、3/23,24に今度は兵庫芸術文化センターで公演があります!ぜひぜひお越しください!


2/9

びわ湖ホール声楽アンサンブル第68回定期公演

2/11

びわ湖ホール声楽アンサンブル東京公演


関西合唱界のスペシャリスト本山先生とバロック漬けの日々を過ごして幸せでした。どの曲もそれぞれ素晴らしく、ヘンデルほど難しい合唱曲を演奏したことは未だかつてありませんでした。ヘンデル大好きなので楽しかったです。ソロを頂いたヴィヴァルディのグローリアは大学一年の時に初めてソリストを務めた思い出の曲でした。12年経っても曲は偉大であの時とは違う難しさがあり、まだまだ勉強せねばと思わせていただきました。古典の作曲家の偉大さはいつまでたっても変わらないものですね。頑張ります!


2/15-2/21

びわ湖ホール声楽アンサンブルふれあい音楽教室

私は2/18,19に計3コマの授業、2つの学校に行かせていただきました。

私が入ったばかりの時は忙しすぎてふれあい音楽教室を体験できなかったのですが、今年は行けました!

小学生に声楽家男女ペアでホールの紹介やオペラの紹介、合唱指導などをする45分の授業です。

私はハバネラ、パートナーは待ちぼうけ、二重唱はセヴィリアの理髪師のフィガロとロジーナという本格的なプログラムを目をキラキラさせながら、耳を澄ませながら聞いてくれる子供たちばかりで、緊張しましたがとても楽しい授業になりました。

またぜひこう言う機会があれば嬉しいなと思います!



2月までのスケジュールざっと感想付きで書きましたが相変わらず忙しすぎますね!笑


2月になって少し暇になったら風邪ひきました汗 忙しい方が緊張感で体調保てるみたいです笑


そして今日は某オーディションに向けて録音会をしましたが風邪が尾を引いて思うように歌えず悔しい思いで発送しました。でも体調管理も全部含めて私の実力だと思って受け入れます。結果はわかりませんが精一杯やりました。挑戦すること、それが大事だと思っています。私の経験上余裕の時にチャンスは絶対来ません笑 


3月の森は生きているまでにまた成長できるように、練習したりレパートリー開拓したり色々頑張りたいと思います。


次のブログは1ヶ月以内に…!(希望)


マーラー 千人の交響曲

台風の影響で9月30日に予定されていた、
びわ湖ホール20周年記念公演、マーラー千人の交響曲は中止になりましたが、
本来ゲネプロであったはずの9月29日に急遽、緊急特別公演という形で 演奏させていただくことができました。

びわ湖ホール声楽アンサンブルは合唱メンバーとして、一般合唱の皆様や客演の皆様と一緒に歌わせていただきました。

合唱といっても本当に歌いっぱなしの大変な曲でしたが音楽が素晴らしく、大編成のオーケストラの皆様と合唱が1つになる瞬間は心が震えました。

台風で中止になって、再演することができなかった可能性もあるこの大きな公演ですが、
演奏する機会をいただけたことに心から感謝しています。

29日の4時開演、早い時間にも関わらず沢山のお客様がお越しくださっているのを目にした時胸がいっぱいになりました。

急遽決まったことなのに、こんなにも沢山の方がと本当驚きました。

山中館長、沼尻マエストロが続けて挨拶してくださったのですが、内容が私たちが思ってることばかりで、開演前に涙腺崩壊してしまいました。

お2人の1つ1つの言葉が心に沁みて、
私の体も心も演奏できるということに喜びを感じていました。

こうして演奏させていただけるということが、どれだけありがたいことなのかと改めて実感しました。


これからも1つ1つの本番が奇跡の上に成り立っていることを忘れずに感謝を持って演奏させていただこう。と心に決めたとても思い出深い演奏会になりました。

お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。


またマーラーの千人の交響曲ができる日まで成長できるよう頑張ります!


秋です

ここ最近ホーページでのご報告が滞っているので過去の公演の写真などを一気にアップしました。コメントなどはこれから追加予定です。

次はいつになるでしょうか、、、。


ご報告がFacebookやTwitter、InstagramなどSNSばかりに集中してしまって反省していますのでまたちょびちょびと始めていけたらと思っています。


急に寒くなりましたね。

今年もあと少し、元気で頑張りましょう〜!

私も風邪ひかないように生姜食べます!!!!


告知もがんばります〜!


魅惑のヴォーカル世界@長野県佐久市

モーツァルト レクイエム @神戸

イオンモール草津ロビーコンサート

松方ホール音楽賞

指揮者セミナー

パルナソスホール 朝のハーモニー

飯塚新人音楽コンクール

うたの邂逅

近江の春

The first recital at biwako hall

ロシア音楽で巡る滋賀の旅

滋賀県の

「未来へつなぐしが文化活動支援事業」

の助成金を使わせていただき、

昨年学んだロシア歌曲5曲のうち4曲を滋賀県の景色と合わせて動画にしました。


見た方からは

「これは本当に滋賀県なの?」

「外国かと思った」

「こんな綺麗なとこがあるなんて!」

と驚きのご意見いただいたりしていますが、

一枚残らず滋賀県です(笑)


自然のことを歌った歌曲、そして夕日を見せてくれる音楽、自然豊かなロシアならではかなと思います。


私も滋賀県に住みながらまだ近場しか行ったことが無くて、動画を作りながら今年は余呉湖に行くと決意しました。


琵琶湖はもちろん、豊かな自然がある滋賀県、本当に素晴らしいと思います。


動画を見てちょっとでも滋賀県行ってみたいって思ってもらえたら最高です(笑)


最初にロシア語を歌ったのは大学生の時。

動画の二曲目の「ただ憧れを知る者だけが」でした。

当時は宇宙人の暗号に見え、カタカナやひらがなを組み合わせてふりがな振ってました(笑)

言葉はわからなくても音楽がたくさんの景色を見せてくれて、胸が燃える熱い思いを教えてくれて。ロシアすごーってなったのをよく覚えています(笑)(日本語汗)


今では時間がかかるものの読んで発音するところまでできるようになりました。人間ってすごいですね(笑)


素晴らしい音楽がたくさんあるのでもっと色々な曲を演奏してみたいです。


さて今週末はびわ湖ホールでザ・ファーストリサイタルです。ロシア語は一切歌いません(笑)


ヘンデルとマーラー。偉大な作曲家二人を半分ずつ。楽しんでいただけるよう私も心から楽しみたいと思います。


楽しむぞー!おー!





2021

明けましておめでとうございます(編集してたらこんなにも遅くなってしまいました←しかも長い)


昨年は色んなことがたくさんあった年でした。とても一言では表せず長文ですが書いていきたいと思います。


びわ湖ホールのワーグナーの無観客公演を終えて、春あたりから怪しくなってきた公演たち。


結局去年出演を予定していた公演は全て中止、または延期になりました。


悔しさもありました。でもそれ以上に世の中がどうなっていくのか不安があって私の音楽したい気持ちなんてどうでも良くなりました。


今年は音楽はお休みしてもいいかな。無理しても仕方ないな。


と思ってとりあえず生きるためご飯を食べるために新しく事務の仕事を始めました。


執着を捨てたからなのか、仕事を始めてしばらくすると新しく決まった公演への出演のご依頼を頂きました。


一つは校歌収録。

子どもたちのために彼らの学校の校歌をプレゼントするという何とも粋な企画でした。


音楽会と巡回公演の中止が残念すぎてちょうどアンサンブル担当さんに私全く関係無いのに何か出来ないかと案をまとめメールを送ろうとしていたところに電話が来て、

「なんだその素敵な企画やりたいに決まってるジャーン」

とすがる思いで新しい職場の上司に相談すると二つ返事で

「そんな意味のあることなら休んでいいよ!頑張ってきてよ!」

と言ってくれたのでした。


背中を押され足を突っ込んだ校歌プロジェクトは6月から11月まで半年かけて全163校を録り終えるという大きなプロジェクトになりました。


こうやって子どもたちのために未来のために何かをできるびわ湖ホールの皆さんを心から尊敬するとともにまた大好きになりました。


子どもたち、喜んでくれてるといいな。



そして2つ目は沼尻さんが日本の合唱曲を集めた緊急演奏会。


依頼を頂いたのが稽古まで1週間切ってるのに「曲めっちゃむずいよ調どこだよこの音程なんなのよでも全部何て良い曲なのよー(泣)」というプログラムでソルフェージュ出来ない私には驚愕のことでしたし休みももらえないかもと思ってまた上司に確認すると

「そっちが本業なんだから休んでいいよ!頑張ってきて!」

とまた奇跡的に背中を押してくださり毎日ギャーギャー音ぜんっぜんわかんねー!と叫びながらピアノを叩きながら頭を抱えながら全力疾走で公演に出演させていただいたのでした。


みんなと久しぶりに声を合わせるのが本当に楽しくて大ホールいっぱいに広がる景色が見れるのが本当に楽しくて。


目の前にサファリが広がったり、

魅惑のチキルームが見えたり、

パステルカラーの雲が見えたり、

家族の愛が見えたりと本当に本当に楽しかったのでした。


舞台に上がって出てきただけなのに拍手が鳴り止まなくてお客さんがお帰りぃって言ってくれてるのかなとじーんとして一人ひとりの顔を見ながら心を込めて歌ったのでした。


公演が終わり気付くと、春頃執着を手放したはずの音楽がとてもしたくなってしまいました。


そして音楽がしたくなった欲は止まらなくなり、

もともと2020は大好きな歌手の方にすすめてもらったマーラーを勉強するんだって決めてたこともあり、

全く受ける予定の無かったコンクールに挑戦することにしたのでした。


一次で歌ったフォーレの「墓にて」。


この曲は大学生の時に突然旅立ってしまった先輩の訃報を知ったときに偶然発見したもので歌詞があまりにシンクロして心臓に突き刺さってずっと歌えませんでした。


何年も苦しくて苦しくて声にならなかった。


いろいろな経験を経て去年初めて自分の思い描くように歌うことができました。


一次の帰りの新幹線で結果も出てないのに旅立った先輩のことを思い出して号泣したのでした。


やっと歌えました。


やっとさようならが言えた。

10年以上かかりました。

偶然発見してからこの曲を歌わなくてはならない。

とずっと思ってきてその思いがやっと叶ったのでした。


コンクールは一次でフォーレで出し切り力尽きてしまったようで二次はダメダメでダメでしたが、

本当にこの期間に向き合った曲たちの素晴らしいこと。


なぜかロシア語が多めでしたがどの曲も本当に大好きでこれからもじゃんじゃん歌っていこうと心に決めたのでした。


コンクールのために万一のビデオ審査用のも用意しなくてはならなかったため、コンクールの曲全曲とどうしてもやりたかったマーラーのリュッケルト歌曲集を8月末に録画しました。


ピアニストの中山さんと時間あったら比叡山行きたいねなんて言ってたのですがハード過ぎて一瞬たりともそんな時間は無かったのでした。


うだうだ言いながらも録画でき、

リュッケルト歌曲集はyoutubeに公開しました。

ホームページでは動画コーナーにおいてあります。


良いところもありますが正直とても下手です。

発展途上でしたが全て私の実力と思って公開しました。


いつかお客さんの前で演奏できるときが来るといいなと思っていると、

偶然びわ湖ホールの

「ザ・ファーストリサイタル」

という企画を発見し10月にオーディションを受けて合格し、

3月にびわ湖ホールで本当にマーラーのお客さまの前でリュッケルト歌曲集全曲を歌えることになったのでした。


リュッケルト歌曲集のお供に選んだのは、大好きなヘンデル。


私は会ったことも話したことも無いヘンデルが好きで好きでたまらないのです。もし会えたらとっておきのハイヒールをプレゼントしたいのです。


今までに歌ってきたアリアたちを集めました。

色んなヘンデルが楽しめる前半。


全部ズボン役でますますカウンターテナーに寄ってしまうかと思いきや一曲女性のアリア。


このアリア、本当におもしろいです。

ヘラクレスを死に追いやった妻が自分のせいだと知り曲中でどんどん正気を失い狂っていく曲なのですがさすがヘンデル。

プログラムの中で浮き立っている一曲です(汗)


全ての景色がプロジェクションマッピングのようにパッパッパッと浮かんできます。ギリシャの復讐三姉妹もハッキリ見えます。


正気を失う曲ですが技術的に超絶難しいので本当に正気を失うと歌えません。


ヘンデルの喜怒哀楽がすべて詰まったプログラムに狂気も足しました。


この曲もいつか演奏したいとおもっていた曲なのでとても楽しみです。


長い。もうここまでにします(笑)


コロ助のおかげで沢山苦しい思いもしましたが、沢山学んだこともあります。


まだまだ落ち着かない世の中ですが色々な公演を試行錯誤して上演してくださる劇場関係者の方に心から感謝します。


ここまで読んでくださった方、菩薩のような方ですね、ありがとうございます。


皆さまどうぞ健康で元気に今年もどうぞ宜しくお願いいたします。


益田早織


ビデオ公開のお知らせ

ご無沙汰しております。

皆さまお変わりなくお元気にされてますか?

私はたまに疲れてヘロヘロになってますが基本的には元気にしてます🍀


半年以上ぶりなので、世の中も様変わりしましたね。

この期間色々なことがあり、世界が変わってしまいましたね。


良いことも悪いこともたくさんありますが、愚痴りだしたら止まらないので、さて本題です。笑


ずっと歌いたいって思っていたマーラーのリュッケルト歌曲集全5曲に挑戦しました。


大好きな歌手の方がマーラーすすめてくださり、重い腰を上げ始めたものの、いつできるかわからないのでスイッチが入らずピアニストと相談してじゃあ8月末に録画!という目標を決めたのでした。


結果はなかなか思うようにいかず、正直納得いかないところもたくさんありますが、全てひっくるめて今の実力と思ってひっそりTwitterにて公開しました。


そんな中で嬉しい感想をいただいたりして本当に嬉しくて、嬉しくて、嬉しいです。


完成度はどうあれ、こうして勇気を持って一歩踏み出すことの大切さを実感しました。


今の目標はこの5曲をちゃんと全曲納得できる演奏でお客さまの前で演奏すること。

そんな機会が来るといいな〜


今回コンクール用の動画も沢山とったのでまたおいおいちょっとずつ出していきたいと思います。


この音楽家暗黒時代の幕開けでさすがのスーパーウルトラポジティブの私も、何度も立ち上がれなくなりそうになりました。

そんなときマーラーの明日の光が見える曲たちが私を起き上がらせてくれました。

ここにマーラーがいたら本当にありがとうと言ってお寿司をたらふく奢りたいです。


まずははじめの一歩です。

中山さんとの久しぶりの演奏とっても楽しかった。オンライン合わせばかりでずっと不安だったけどそれのおかげで合わせがかなりスムーズにいきました。


音源、動画コーナーにおいてありますのでよかったらご覧くださいませ🍀🦥


元気に美味しいもの食べてこれからも歌いたいと思います❤️

2020

明けましておめでとうございます🍀✨

今年も元気いっぱいの楽しい年になりますように✨


我はうみの子年越しも3回目。


昨年は卒団して、ソロ登録メンバーになって色々挑戦しながら沢山の本番に載せていただいた年でした。


現役1年目からずっと憧れていた大ホールでのジルヴェスターコンサートのソリストも先輩方に混じって、ドン・ジョヴァンニや赤鬼でずっとお世話になっている迎さんとミカドよりココとカティーシャの二重唱をさせていただき本当に嬉しい年明けとなりました。


大きな機会をいただき心から感謝です。


ミカドは1年目に合唱で乗っていた時に歌って踊れずに毎日毎日ヘトヘトになりながら演出と振付の先生に謝りながら練習に明け暮れた思い出の作品です。


相当体に残ってるらしく年末試しにフィナーレ踊ってみたら3年前の振付を覚えてました(笑)


何もできなかったのでとにかく何時間かかっても必死にできるまでやるというなんとも効率の良くないやり方しかできず、体力もなかったのであの頃は本番終わるごとにげっそりでした(笑)


カティーシャという役は一見キャラクターの強いだけの役に見えるのですが、彼女が歌う最後のアリアは一人で生きていく苦しみが伝わってきてとても気高くて美しい曲です。

他のオーディションで1度歌ったことがありこの役について改めて深く考えさせられました。今回はアリアの後のココをゲットした楽しい二重唱でしたがカティーシャ歌えて幸せでした。


音楽家はみんな孤独なのでもしかしたら音楽家みんな共感できるアリアかもしれないなって思います。



今回のジルヴェスターはスッペの軽騎兵に始まり、ベートーヴェンのミサ曲やフィデリオ、そして牛田さんのショパンと幸せな曲ばかりで出演者も心から楽しみながら演奏しました。


ミカドの出番前本当に緊張していたのですが、前の曲の武満徹の波の盆という曲が本当にあったかくってじーんとして癒やされて緊張がほぐれました✨



じゃあメロディ歌ってみてって言われると歌えないのですが(笑)、心がじーんとあったかくなる曲なのでぜひ聞いてみてくださいね🍀





そしてこちらでもご報告した通り昨年は色々と挑戦しながら数々の本番で成長しながら1年の挑戦の最後に日本音コン入選というサプライズがありました。


日本音コンといえば、

参加者のドキュメンタリーが有名で今回は何と声楽特集でした。


12/22 ドキュメンタリー

12/25     本選映像放送

1/2  ドキュメンタリー(再)


という放送スケジュールだったのですが昨日の再放送でやっとドキュメンタリー全部を見ることが出来て、他の参加者の方のお話や普段の様子など見れてとても嬉しかったです。みんなそれぞれ不安も苦しみもありながら音楽に力をもらってるんですよね。



そしてインタビューの中で自分で言った超厳しい言葉が自分に返ってきます。


「挑戦をやめるということは演奏家の義務を放棄することと同じくらい重いことだと思う」


一体何の話からこんな言葉が出たんだろうっ?!って経緯は全く思い出せないのですが画面で自分が言っていたので本当にその時に心から出た言葉なんだろうと思います。



多分これはコンクールやオーディションだけに限定して言ったわけでなく、現状に満足していたら音楽家として終わってしまう。常に自問自答しながら今の自分に挑戦しながら一生歩いていかないといけないって意味だと思います。


日本語力が無くて伝わらない悲しさですが(笑) 

おそらく自分へのメッセージが半分、若い方へのメッセージが半分くらいの気がします。



自分で言ったことを忘れずに今日の自分、明日の自分に挑戦し続けたいと思います。



番組では私が演奏したヘンデルをかなりがっつり流していただき、SNSなどで演奏から色々と感じてくださって応援のメッセージくださる方がいたりと、テレビで放送していただくってすごいことなんだなってちょっとずつ実感してきています。


映像見て反省ばかりなのですが皆さまが想いを受け取ってくださってとても嬉しいです。ヘンデルはやっぱり天才です。すごいです。いつか夢で会ってハグしてお礼を言いたいです。これからも大切に歌っていきたいです。


年明けからさっそく長くなりました(笑)文章が口語なんですよね。母国語力がなさすぎるので今年は苦手な小説を1冊でも読もうと思います。(笑)



恵まれた機会に感謝しながら今年も元気に楽しく歌っていきたいと思います。


今年は3年ぶりにお正月のんびりしています。しっかり休んでこうもり公演に備えます!



※そして本日7時より、びわ湖ホール声楽アンサンブルのソロ登録メンバーが出演しますのでNHKニューイヤーオペラコンサート、どうぞご覧ください🍀


私もテレビに食いついて見ます!(笑)



それではまた1年今年もどうぞ宜しくお願いいたします🍀



久々ブログ(長文)

やる気があるうちにまとめて音楽会以降のことを。笑

報告が遅くなってしまったのですが、実は私は音楽会でびわ湖ホール声楽アンサンブルの現役メンバーを卒業しました。

今はびわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバーというフリーランスの歌手としてびわ湖ホールや関西を中心に演奏活動させていただいています。まだまだ滋賀県民です。滋賀ラブ。




そして私は今年の8月で32歳になりました。

海外で32歳というと、もう国際コンクールやオペラスタジオ、オーディションなど全ての年齢制限に引っかかってしまう年齢です。(だいたい最近は28歳〜30歳までと引き下げられています。泣)

私は今後また海外に出て行きたい気持ちが強く、なんとか国際的な歌手を目指して今年も頑張っていきたいなと思っています。


そしてそして今年は本当に色々挑戦しまくりました。

それは3月から10月まで休みなく続きました。なかなか形として結果がでない中よくめげずに挑戦続けましたととりあえず自分を一旦褒めます。笑

もちろん海外や遠方もあったので、お金も随分かかりましたが挑戦無くして成長は無いんだと自分に言い聞かせて何とか仕事と並行しながら頑張りました。ということでちょっと振り返り。


3月 ROFイタリアオーディション@ロッシーニ歌劇場 ペーザロ/イタリア

(ビデオ審査に通り、ロッシーニオペラフェスティバルの中のアカデミーの受験にイタリアまで行きました。結果はダメでしたが良い経験でした。そして来年から年齢が28歳までに引き下げられもう2度と挑戦することが出来なくなりました。こういうことがあるので挑戦は迷っていてはだめです。オーディションとはいえロッシーニ歌劇場で歌えて嬉しかった。挑戦できて本当に良かったです。)

5月 飯塚新人予選 @福岡県飯塚市
6月 飯塚新人本選 @福岡県飯塚市

(若手の登竜門と言われる飯塚新人音楽コンクール。予選はともかく本選がとにかくボロボロで入賞ならずでした。本当に体が全く言う事聞かず悔しい演奏で仕事で忙しい時期はとにかく本番前の体力温存が1番だと教えられました。汗)

7月 ベルヴェデーレ国際声楽コンクール世界大会@フィラッハ/オーストリア

(4年前にも日本予選を受けて日本代表としてアムステルダムにいかせていただいた思い出のコンクールで今年も日本代表としてフィラッハへいかせていただきました。結果はダメでしたが納得できる演奏ができて何より4年前の日本予選の審査員の方々が成長ぶりに感動してくださって講評いただいて泣きました。笑 見守ってくださる方々がいてくれるってありがたいですね。)

8月 松方音楽賞予選 @神戸
8月 松方音楽賞本選 @神戸

(32歳の誕生日が予選、次の日が本選というおめでたい感じの日程でした。予選はいつものタンクレディ、本選ではずっと挑戦したかったチャイコフスキーのオペラ「オルレアンの少女」のイオアンナ(ジャンヌ・ダルク)がお告げを受けたあとの超カッコイイ有名なアリア そう、時は来た を初披露。今年のニューイヤーに引き続き何かと縁のあるロシア語。見事に色々とやらかし入賞ならずでしたが挑戦して良かったです。自分には届かない曲だと思っていた曲が歌えるようになってる喜び。そして審査員の先生方からガッツリ講評いただけるありがたいコンクールでした。)

9月 日本音楽コンクール1次@東京
9月 日本音楽コンクール2次@東京
10月  日本音楽コンクール本選@東京

(そして今年の1番のサプライズとなった日本音コン。
1次はタンクレディ、2次選択曲はアルサーチェのアリアと自由曲は2度目のチャイコフスキー。松方と別人かと思うくらいチャイコフスキーは進化してました。もちろん完璧ではなかったけどひと月ちょっとなのに慣れってすごい。
アルサーチェは喜びを表現しすぎていつもより余計に素早く転がりピアニストを苦しめたのですが良く歌えたのでした。笑
2次歌えてよかった〜でも今年も本選ないな〜疲れたなぁ〜さぁ帰ろって思って新幹線で寝てたら同僚からLINEが。

益田さん!99番!

同僚がくれた写メには私の番号99番が本選出場者のところにしっかり記されてました。

隣の人が引くくらい大声で驚きすぎて変な汗かいてたら事務局から電話がかかってきて夢は現実になりました。

まさかの本選出場に半泣きでみんなに報告をしました。

本選は私が今まで大切にしてきた2曲を選びました。1曲はコンクールでよく歌われる大好きなウェルテルのシャルロッテの手紙のアリア、そしてもう1曲は絶対にコンクールでは歌われないジュリアスシーザーの長大なアリアです。
私はヘンデルが本当に好きで学生の頃は毎日アリア集を開いては歌っていました。ヘンデルの曲で衝撃を受けた曲はたくさんあるのですが、このシーザーのアリアは歌っていて息ができなくなるほど曲から受けるものがあり昔は歌うことかできないほどでした。曲の大きさに膝から崩れ落ちるようなそんな感覚だったのをよく覚えています。

コンクール向きじゃないけど万一本選まで行ったら本当に歌いたい曲を歌おうって決めてプログラム出していたので本選出場でこのアリアを大きなホールかつオーケストラで歌えることが嬉しくてしかたありませんでした。

本選はド緊張しましたが落ち着いて歌え結果は入選となりました。本当に良い経験でした。応援ありがとうございました。ラジオ放送の録音は宝物です。また機会と元気があれば挑戦したいです。)


さて、長くなりましたが色々な挑戦を通して成長した部分もあれば、何でまたこれができなくなるんだこらっと後退することもありますが言い訳したらきりがないのでまた少し休んで挑戦の旅を続けたいと思います。

今年の挑戦はひとまずあと12月の奨学金のオーディションを残すのみとなりました。12月は超忙しいので仕事との並行がんばります。くぅう。

本選の2日後に姫路でオルガンの魅力に迫る本番が無事に終わり、
そして泣いた赤鬼の島根・鳥取の小学校4公演が終わり、
残すはあと泣いた赤鬼滋賀9公演、
武満徹のコンサート、
びわ湖ホールジルヴェスターコンサートなど年越しまでずっと続きます。

なのでブログはしばらく更新できないかもしれませんが多分いつものようによく食べ、よく喋り、きっと元気にしてますので心配なさらず応援してくだされば嬉しいです。

久しぶりのブログで長文になってしまいましたね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

また近いうちに(更新できると良いなと思います 汗)

大変ご無沙汰しております!

ご無沙汰しております。

3月の森は生きているからもう半年近く経ってしまいました 大汗

ざーっとおさらい。笑


4/27 

近江の春 かがり火ステージ モーツァルトレクイエム(ピアザ淡海)

4/28 

近江の春 かがり火ステージ モーツァルトレクイエム(野外ステージ)


新メンバー7人と共に初めてのソリストを務めさせていただきました。ユングさん始め素晴らしい皆さまとご一緒出来て嬉しかったです。1日目は強風の為屋内ステージになりましたが両日ともチケットは完売、寒い中多くのお客様にお越しいただき本当に感謝です。


5/9,10,15,16

学校巡回公演

今年も滋賀県の元気な子供たちに出会えました。毎日ハバネラを歌っては先生にからんでました。笑 滋賀の子供たちは本当に元気。いつも素直な反応をしてくれて嬉しいです。


5/12 

ルシオールアートキッズフェスティバル 

今年は地中海がテーマで、

ロビーコンサートとオーケストラとのコンサート2つに出演させていただきました。

イタリアンな選曲でテノールズの血が騒いでいました。笑


5/28,29,30,31    6/3,4

ホールの子事業 音楽会へ行こう!

今年はプルニエさんというチャーミングな指揮者の方と一緒にトロヴァトーレの鍛冶屋のコーラスを演奏しました。翼を下さいは毎年お馴染みなのですが、子供たちの素直な声が会場中に響いてとっても素敵でした。


5月と6月の間に休みが2日あったのですが、この2日の間に福岡でコンクールの本選があり、疲れ切ってボロボロだったのは苦い思い出です。笑 


次回はスケジュールに余裕を持って準備しようと思いました。


とりあえず6月まででした!

セーフ!

ほぼ1ヶ月ぶりの更新です!(ちょぴっと過ぎましたがセーフと言い張ります!笑)


森は生きている

2019.1.19,20にびわ湖ホール、

2019.3.23,24に兵庫県立芸術文化センター合わせて全4公演無事に終演いたしました。


応援していただき、本当にありがとうございました!


森は生きているは出てない所を探してもらった方が早いくらい出演者全員の出番が多いオペラです。


私も今回おっかさん、9月、廷臣の三役を頂いたので、

舞台裏は本当に戦場でした。

早着替えの為にダッシュ、

メイク直しの為にダッシュ、

出番終わって大汗をかきながらメイク直し、早着替え…etcという出演者も舞台さんもメイクさんも衣装さんも舞台裏を走り回っているというなかなか経験することができない舞台でした。


びわ湖ホールでは2000年の初演以来とても大切にされてきた作品で、林光さんの音楽と中村敬一さんの演出でまるで絵本を見ているかのように美しい舞台です。女性はほとんどシングルキャストなので一度も客席で舞台を見ることができなかったのがとても残念でした。


やはりオペラの中でも娘に月の精が語りかける場面が刺さる歌詞で溢れています。



初めに道があるのではない

人が歩いたあとが道になるのだ


時間 それはこの世界のあらゆるものの中にあって 

一番長くて 一番短く 一番早くて 一番遅いもの

いくらでも細かくわけられ

どんなにでも大きく広がるもの

一番ぞんざいに扱えて

後からそれが悔やまれるもの


お前は今日私らと出会った

一番近道をしてここへやって来た

だが他のものは長い道を時間をかけて

歩いてくる(1月の兄さんの歌詞)





といったように人生に影響を与えてくれるような名言がたくさん出てきます。


見ていただいた方々の心に何か届けられていたら嬉しいです。





さて、この作品においてはシングルキャストについて触れなければなりません。笑


今回、

4月(カラス、警護隊長)

7月(むすめ、廷臣)

10月(女王)

11月(兵士)

12月(博士、古老)


の5役はダブルキャストだったのですが、他の7役はシングルキャストでそれはそれは大変でした。


何が大変かと言いますと

1日目KHP A組

2日目KHP B組

3日目GP   A組

4日目GP   B組

5日目本番 A組

6日目本番 B組

というスケジュールを全て一人でこなさなくてはならないからです。笑


本番前の稽古も A組午前中、B組午後というような内容だったのでつまりは一日中稽古でした。笑


こんなにもハードなスケジュールをいまだかつて経験したことがなく、正直稽古で酸欠でふっと意識が遠のいた時もありました。笑


最後まで体力が持って本当に良かったです。


この大変な舞台を経験させていただいたので、何でもできる気がします!


どれだけ疲れていても最後に全員で歌う、

森は生きている の合唱で体力がスーッと戻っていき、毎回作品の持つ大きな力を感じながら感謝で胸がいっぱいになりました。


本当に素晴らしい作品に出会えて幸せです。


今年は卒団メンバーが沢山で、今のメンバーと一緒にオペラができる最後の機会でした。


寂しくて号泣するかと思いましたが、感傷に浸る余裕は全く無く、最後まで集中して演奏できました。


2年間支えてくれた仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。


これからもこの経験を生かして頑張ります!

応援どうぞよろしくお願いいたします!



さて明日3/30はそんな卒団メンバーが沢山出演するロビーコンサートがあります。

1つ目は13:00-青柳いづみこさんのピアノコンサート

2つ目は14:00-びわ湖ホール声楽アンサンブルのコンサートです。


ぜひどちらも続けてご覧ください。

私は出演しませんが、会場で応援しています!

皆様のお越しお待ちしております。


気付いたら5カ月!!!!!

大変ご無沙汰しております。

前回のブログ マーラー編よりもう5ヶ月が経ち、

いつのまにか年が明けてしまいました(大汗)


大変遅ればせながら明けましておめでとうございます!(遅!)


今年も皆様にとって健康的で愛に満ちた年となりますように!^ ^


さてこの5ヶ月間御察しの通りものすごく忙しく働かせていただいたのですが、ざーっとスケジュール表を見ながら振り返ってみたいと思います!


10/1 

岐阜県の企業様のパーティでこうもりのハイライトと合唱曲の演奏をさせていただきました。オルロフスキーのアリアも歌わせていただき原語で歌った後に日本語で歌う難しさを再認識しました。


10/27 

びわ湖ホール声楽アンサンブル第67回定期演奏会

ソーラン節を始めとする日本各地の民謡や童謡をもとにした唱歌の四季、落葉松など、心に染み入る歌ばかりでお客様が目を閉じて聞いてくださってるのがとても印象的でした。


11/24 

東京駅すぐのKITTEに出張演奏に行きました。有名なソリストの皆さんとトゥーランドットやナブッコの合唱曲を歌いました。


11/29 

森は生きている巡回公演 in守山 (短縮版)

12/6

森は生きている巡回公演 in野洲 (短縮版)

12/8

森は生きている巡回公演 in米原 (短縮版)

12/12

森は生きている巡回公演 in中主 (短縮版)


上記の4公演は子供達にわかりやすいように1時間程度にオペラをカットしています。もちろんフルバージョンの方が豪華で素晴らしいのですが、要点だけをギュッと詰め込んだ森は生きているもとても楽しかったです。日本語のセリフが下手すぎて特訓してもらったりと舞台で使うセリフって難しいなぁと日本語って難しいなぁと毎日思っていました。


12/29

オリンピックパラリンピック記念ロビコン

ゆずの栄光の架け橋を合唱で歌うのは初めてでしたがとっても綺麗で、本当に応援歌だなと思いながら歌っていました。


12/31-1/1

びわ湖ホールジルヴェスターコンサート

プーランクのグローリアを始め新曲ばかりで大変でしたが、またこうしてホールでメンバーと年越しできて嬉しかったです。


1/3 

NHKニューイヤーオペラコンサート

今年も沼尻さんについてびわ湖ホール声楽アンサンブルは2年目の出演となりました。

ありがたいことにオネーギンの農民たちの合唱でオルガとタチアーナのお母さん、ラーリナ役のソロをいただき、出演は10秒ほどでしたが画面いっぱい映していただきみんなが反応してくれたり連絡くれたりとテレビの影響力を思い知りました。周りの皆さんがずっと応援してくださりとてもありがたかったです。とても貴重な機会を頂き本当に光栄でした。


1/19

森は生きている びわ湖ホール(フル)

1/20

森は生きている びわ湖ホール(フル)


東京から帰ってすぐに林光さんのオペラ、森は生きているフルバージョンにシフトチェンジでした。おっかさん、廷臣、9月の三役を歌い、よく考えたらオペラが始まる前のところでもちょっと歌っていたりと歌いっぱなしのオペラ公演です。笑 

女性陣は娘と女王以外全員シングルキャストで相手が変わると雰囲気や台詞回しが変わったりととても新鮮でした。

大切なものを思い出させてくれる本当に素敵なオペラです。見逃した方、3/23,24に今度は兵庫芸術文化センターで公演があります!ぜひぜひお越しください!


2/9

びわ湖ホール声楽アンサンブル第68回定期公演

2/11

びわ湖ホール声楽アンサンブル東京公演


関西合唱界のスペシャリスト本山先生とバロック漬けの日々を過ごして幸せでした。どの曲もそれぞれ素晴らしく、ヘンデルほど難しい合唱曲を演奏したことは未だかつてありませんでした。ヘンデル大好きなので楽しかったです。ソロを頂いたヴィヴァルディのグローリアは大学一年の時に初めてソリストを務めた思い出の曲でした。12年経っても曲は偉大であの時とは違う難しさがあり、まだまだ勉強せねばと思わせていただきました。古典の作曲家の偉大さはいつまでたっても変わらないものですね。頑張ります!


2/15-2/21

びわ湖ホール声楽アンサンブルふれあい音楽教室

私は2/18,19に計3コマの授業、2つの学校に行かせていただきました。

私が入ったばかりの時は忙しすぎてふれあい音楽教室を体験できなかったのですが、今年は行けました!

小学生に声楽家男女ペアでホールの紹介やオペラの紹介、合唱指導などをする45分の授業です。

私はハバネラ、パートナーは待ちぼうけ、二重唱はセヴィリアの理髪師のフィガロとロジーナという本格的なプログラムを目をキラキラさせながら、耳を澄ませながら聞いてくれる子供たちばかりで、緊張しましたがとても楽しい授業になりました。

またぜひこう言う機会があれば嬉しいなと思います!



2月までのスケジュールざっと感想付きで書きましたが相変わらず忙しすぎますね!笑


2月になって少し暇になったら風邪ひきました汗 忙しい方が緊張感で体調保てるみたいです笑


そして今日は某オーディションに向けて録音会をしましたが風邪が尾を引いて思うように歌えず悔しい思いで発送しました。でも体調管理も全部含めて私の実力だと思って受け入れます。結果はわかりませんが精一杯やりました。挑戦すること、それが大事だと思っています。私の経験上余裕の時にチャンスは絶対来ません笑 


3月の森は生きているまでにまた成長できるように、練習したりレパートリー開拓したり色々頑張りたいと思います。


次のブログは1ヶ月以内に…!(希望)


マーラー 千人の交響曲

台風の影響で9月30日に予定されていた、
びわ湖ホール20周年記念公演、マーラー千人の交響曲は中止になりましたが、
本来ゲネプロであったはずの9月29日に急遽、緊急特別公演という形で 演奏させていただくことができました。

びわ湖ホール声楽アンサンブルは合唱メンバーとして、一般合唱の皆様や客演の皆様と一緒に歌わせていただきました。

合唱といっても本当に歌いっぱなしの大変な曲でしたが音楽が素晴らしく、大編成のオーケストラの皆様と合唱が1つになる瞬間は心が震えました。

台風で中止になって、再演することができなかった可能性もあるこの大きな公演ですが、
演奏する機会をいただけたことに心から感謝しています。

29日の4時開演、早い時間にも関わらず沢山のお客様がお越しくださっているのを目にした時胸がいっぱいになりました。

急遽決まったことなのに、こんなにも沢山の方がと本当驚きました。

山中館長、沼尻マエストロが続けて挨拶してくださったのですが、内容が私たちが思ってることばかりで、開演前に涙腺崩壊してしまいました。

お2人の1つ1つの言葉が心に沁みて、
私の体も心も演奏できるということに喜びを感じていました。

こうして演奏させていただけるということが、どれだけありがたいことなのかと改めて実感しました。


これからも1つ1つの本番が奇跡の上に成り立っていることを忘れずに感謝を持って演奏させていただこう。と心に決めたとても思い出深い演奏会になりました。

お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。


またマーラーの千人の交響曲ができる日まで成長できるよう頑張ります!